言語聴覚療法

言語聴覚療法とは

脳血管障害などにより、障害された発声機能、言語機能、高次脳機能、嚥下機能に対して,持っている機能の維持・向上を図り、豊なコミュニケーションが図れるよう、その人なりの豊で意義のある人生がおくれるように援助してまいります。

人とのコミュニケーションに問題を抱えている方・食べる事や飲み込みことに不自由さを感じている方へ、より充実した毎日を過ごせるよう訓練・指導を行います。

構音障害

発音が歪む、はっきりしないなど、ことばが不明瞭になる障害をお持ちの方へ、口腔器官のマッサージや音読など行い、コミュニケーション能力の向上を目指します。

失語症

話す、聴く、読む、書く、計算するなどが難しくなる障害をお持ちの方へ、絵を見て単語の名前を答えたり、絵カードの中から聞いた単語を選ぶ等の訓練を行い、コミュニケーション能力の向上を目指します。

高次脳機能障害

思考・記憶・行為・学習・注意に対して障害をお持ちの方へ、パズルや迷路などの課題等を行いながらコミュニケーション能力、日常生活能力の向上を目指します。

摂食・嚥下機能障害

口に含んだ食物を喉へ送り込めず、飲み込んだ物が喉に残ってしまう。 また、気管に入ってむせてしまうという方へ、口腔器官等のマッサージ、飲み込み訓練等を行いながら、食事介助や食器の工夫、食形態の調節行います。

集団訓練

2~3名のグループで行う訓練で、風船バレーなどのレクリエーション、歌唱、口腔周囲の体操、発声練習、さらに季節の話題や昔の出来事などをテーマにした会話や、伝言ゲーム等を行っています。

言語機能面の向上のほか、同じ障害を抱える方との仲間意識や自信・意欲の向上に役立っています。